にゃみかんてっくろぐ

猫か百合を見守る壁になりたい

Oracle Code Cardを触ってみる (触っただけ編)

Oracle Code Cardという謎のカードを譲ってもらった.「イベントでもらったけど使わない」「ボタン電池が高い(500円)」という情報も付属していた.

観察

赤い基板に電子ペーパーが載っている.イベントで配布するにしては贅沢だ.いくら掛かっているんだろう.

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表面

裏面には「Live for the Code」との記述がある.

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裏面

ボタン電池のホルダがあるが,LIR2450 3.6V,という珍しい電池のようだ.なんと RECHARGEABLE の記述がある.充電池.

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LIR2450

よく見ると,ESP-12Fチップが搭載されている.これはArduino互換のような気がする.調べてみるとどうやら確からしい.

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ESP-12FとWi-Fiの刻印があるチップ

ja.wikipedia.org

あっちこっちのページを探索していると,USB-シリアル(UART)変換チップも載っていて,シリアル接続で通信出来るとのこと.確かに載っている.

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SIL2104の刻印 (Silicon Labs CP2104)

というか,リポジトリがある.

github.com

通信

リポジトリの記述に従って接続し,スイッチON/OFFを切り替えたが何も起きない.

Aボタンを押すと,どうやらWi-Fiに接続しようとしている旨のメッセージが流れる.Type 'help' for more info. と表示されるが,直後にシャットダウンしていて反応はない.

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Arduino IDE シリアルモニタ

詰んだ,と思った.とりあえず適当にA/Bボタンを同時押ししてみた.

…すると,なんと当たりだったようで,電子ペーパーORACLEのロゴが現れた後,シャットダウンしなくなった.

そのままhelpと入力すると,期待通りヘルプが出てきた.うまくいったようだ.

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Arduino IDE シリアルモニタ

さて,どう調理しようかな.つづく.

参考

developer.oracle.com

hackaday.com

theappslab.com