2020 年を振り返る
以前、はじめて転職活動をした際に「過去をしっかり振り返っておくことが大事」と言われたことがあり、実感として確かに大事だと感じた。
ということで 2020 年にやったことを整理しておく。
技術的なもの
「言語いっぱい触った」と書いても情報量に欠けるので、より具体的なアウトプットを並べてみる。
仕事: SRE 寄り
転職直後は「まずはサーバサイド頑張ろ」という気持ちだったが、ここ 1 年半ほどは「チームでインフラ触っている人少ないしやってみよ」ってこと SRE に近い立ち位置でいる。
過去に「できること、やりたいこと、求められていることの 3 つが重なっていると良い」と聞いたことがあり、その重なるところにスポッと入ったイメージである。
#bitvalley2020 発表資料です! ご覧くださった皆様、ありがとうございました!
— たいぷらいた〜 (@no_clock) 2020年9月10日
Infrastructure as "型付き" Code - 急成長する事業のインフラ再構築 - Speaker Deckhttps://t.co/oenjMDHyrQ
AtCoder
「 AtCoder color 色 です」と言われても「すごい(よくわかってない)」という感じだったので、短期集中でガッと Beginner Contest にチャレンジした。
chokudai さん曰く『エンジニアとしてもある程度の安心感がある』とされる緑色に到達したところで満足して止めた。
緑になった(今日はCまでしか解けませんでした) pic.twitter.com/G93XwTxLcf
— たいぷらいた〜 (@no_clock) 2020年2月16日
コンテスト成績表 から各コンテストの提出状況を見れば分かるが、 D 問題が解けたり解けなかったりしている。 A~C 問題を短時間で解いてレートを稼いでいた節はある。
新規 Web サービス
今年は 2 つの Web サービスを開発・公開した。
フロントエンドは TypeScript, React, MUI (Material Design) 、サーバサイドは馴染みある Ruby, Sinatra で開発。いわゆるテレワークで使わなくなってしまったが、それまでは CX (Commuter Experience: 通勤体験) の向上に役立っていた。
フロントエンドは TypeScript, Vue 、サーバサイドはやはり Ruby, Sinatra 。 美術展が軒並み中止や延期となる中、「美術展に行くことで創作意欲が刺激されていたのかもしれない」と思い立って開発。最近はあまり見ていない…
GitHub - typewriter/home-museum: Virtual museum using public domain (CC0) collections
既存サービス: P2P 地震情報 16 周年
今月で 17 年目に突入。劇的な変化はないものの、地道に運用、地道に改善を進めている。
- JSON API v2, WebSocket API を開発・公開。実装は Golang 。
- Flutter (Dart) でスマートフォン版の統一を目論む。開発途中。
- 「地震感知情報の評価結果 (信頼度)」について、 Golang へ移植し MongoDB コレクションに登録することでデータベース化した。これまでは VB6 製のアプリケーションでリアルタイムにしか確認できなかった。
新しい JSON API (v2) と WebSocket API の提供を開始しました - P2P地震情報 開発ログhttps://t.co/WLXCsJnOtq
— たくや@P2P地震情報 (@p2pquake_takuya) 2020年9月1日
進捗 (超スローペース)
— たいぷらいた〜 (@no_clock) 2020年12月23日
11/22 → 12/8 → 12/23 pic.twitter.com/zWaUCygbKm
P2P 地震情報のデータの流れ整理した。 pic.twitter.com/ACxPcllkpI
— たいぷらいた〜 (@no_clock) 2020年7月19日
初コントリビュート
自動的に Let's Encrypt の証明書を取得して HTTPS リバースプロキシを立ててくれる https-portal を IPv6 対応にした。
技術的であるがお気持ちが強いもの
Mac mini, WSL2
1 月に Mac mini を調達したが、 4 月に HDMI 出力の不調でそのまま眠りについている。仕事は Mac 、プライベートは Windows 、という両立が実現しているのは WSL2 によるところが大きい。
WSL2 は地味だが体験として非常によい。起動が非常に早く、 Windows Terminal もまともなターミナルとして機能している。この記事も、 Windows Terminal 上の Neovim で textlint を動かしながら書いた。
Zen 3
上記の通り Windows に戻ってしまったが、 7 年前に組んだ自作 PC だった。まあ早いと思っていたが、 Zen 3 である Ryzen 5 5600X と M.2 SSD へ換装したところさらに快適になった。
MB: ASUS P8B75-M -> ASRock B550M Pro4
— たいぷらいた〜 (@no_clock) 2020年11月11日
CPU: Core i5-3570 (IvyBridge 4C4T 3.4GHz/3.8GHz) -> Ryzen 5 5600X (Vermeer 6C12T 3.7GHz/4.6GHz)
Mem: DDR3-1600 24GB -> DDR4-3200 32GB
SSD: CT128M4SSD2 128GB -> WDS100T2B0C 1TB
VGA: GeForce GTX660 (変えず)
電源: EPG500AWT 500W (変えず)
現在 Flutter でアプリケーション開発を進めているが、 Android Emulator の起動やアプリケーションのデバッグもストレスなく出来ている。
プライベートでの技術戦略
仕事に役立つかどうかは一切気にせずやっている。今年で言えば、 Crystal, Golang, Flutter (Dart), WSL2 あたりだ。 Golang は結局仕事でも使ったが。
面白くて楽しいというのが一番の理由。プラス面は色々あると思うが、「プログラミング言語は複数習得すべき」とか「言語だけでなく文化も学ぶ」の二番煎じになりそうなので端折る。
技術的でないもの
Oculus Quest
2 が出る前に購入。 VR 酔いするので長時間は難しいが、外出がしづらい中で「別の世界」がそこにある、という体験は不思議で楽しい。
もともと VR 枯山水作りたいという気持ちで購入したが、 Unity を少し触った結果「これゴールまで遠すぎるわ…」と思ってまだプレイする側から抜け出していない。
次に「冬枯れ」をテーマにアセットの配置を変えて、音を足します (Day4) pic.twitter.com/Mz1m6KEWMK
— たいぷらいた〜 (@no_clock) 2020年9月23日
百合
渡月橋で限界オタクになり、朗読劇ささつで佐伯沙弥香を追体験した。
やがて君になる……… ここで二人が…… 選べない… ううう… pic.twitter.com/tSbALjiP1l
— たいぷらいた〜 (@no_clock) 2020年1月3日
ここだけの話、土曜に #朗読劇ささつ を観に行きまして、未だにうまく表現できないのですが、佐伯沙弥香がそこに実在していて、あるいは過去の佐伯沙弥香がいて、私は追体験していたのではないかと、そんな気持ちでした
— たいぷらいた〜 (@no_clock) 2020年11月9日
また、はるゆき百合雑談から、 VTuber (バーチャルライバー) の Crossick (当時はにじさんじ性癖コンビ) の沼にハマってしまった。末永く幸せでいてほしい。
おわりに
「来年は」という話だが、新卒就活の際に計画的偶発性理論を聞いて「これだ」と思ったため、来年も良い方向に進むよう日々積み重ねていく、としか言えない。めでたしめでたし。